Fairウラ話
アンティーク屋が集まったフェアの各ブースの境界線は通路と床に張られたテープのみで、お客さんにはわかりにくい。
当店もおとなりさんと、取り扱っている商品が同じアイテムもあり、
戸惑うお客さんもチラホラいた。
左斜め前で、岐阜から出店しているおじさん。
大きなソフアに、ピクニックバスケット、コートハンガースタンドなどの大物が場所を占め
後にはホームプライドのホウロウのハーフフラワー缶がやけに目だっていた。
このおじさん、“自分のブースは、寒い日はものすごく寒く、
暑い日は無茶苦茶暑い”と不満をいいながら、
1日目と2日目はホットコーヒーを片手に、エイト・ツリーズに何回も表敬訪問?
毎回同じブースらしく、「それなら変わればいいのに」と思うが、
どうも、おじさん、あの吹きさらしの場所が気に入っているらしい。
“ソフアは今度も売れなかったので、2日後に開催されるフェアに持っていく”
と最終日は早々と店じまいしていた。
売れても売れなくてもくったくのないこのおじさんのお蔭で、緊張感もほぐれ
不思議と肩の力が抜けて楽な気持ちになった。
午後、夫がランチとトイレタイムに来てくれたけれど、夫が店番すると誰も店に入らないので、用を足したらすぐ戻り、店にへばりついていた。
時折、U・Kストアルームの香川君が「八木さん どう?」なんて来てくれたので、
他のお店の様子も聞こえてきた。
その彼は、フェアが終わった翌日、イギリスへ買い付けに旅立った。
お隣さんも、20日からフランスに買い付けに行くと言っていた。
みんなアンティーク屋は私と同じなんですね。
antique shop 8trees
« フェアに出店して | トップページ | アンティークビン »
「antique」カテゴリの記事
- 小鳥・・元気に羽ばたく(2021.01.12)
- 晩秋~今月の予定(2020.11.06)
- 展覧会の絵(2020.10.05)
- 始動の秋(2020.09.20)