「私は貝になりたい」
今日12月8日は、「真珠湾攻撃」で太平洋戦争が始まった日です。
たまたま同じ日になりましたが、スマップの中居君主演の「私は貝になりたい」の映画を見に行ってきました。
今朝の朝日新聞の朝刊に、戦犯らが収監された「スガモプリズン」の日常をBC級戦犯たちが描いた水彩画集が東京都内の寺院に保管されていた記事が載っていて、その後の映画鑑賞で、何ともいえない複雑な気持ちです。
主人公の中居正広君、妻役の仲間由紀恵さんが深い家族愛を演じ、
演技の上手な俳優さんたちがワキを固めていて、感動の残る映画でした。
赤紙一枚で召集された平凡な庶民が、上官の命令とはいえ、
捕虜の米兵を殺したとして、極刑判決が下る。
占領軍の裁判は一方的なところがあり、今ならとてもこんな結果にはならなかっただろうと思う。
重苦しい気持ちにさせられるストーリーですが、
時折、美しい日本の四季の風景が映し出されほっとする。
日本も裁判制度の見直しで、一般国民が裁判に参加することになりました。
選ばれた人は、人を裁かなければなりません。
その判断は人の命と人生を決めるものであって、すごく重いものです。
裁いた人も、判決の日から人生や生き方が変わるような気がしてなりません。