気になること
どんなに沢山の買付けをしても、商品はどこの場所でどんな状態で買い付けたのか覚えています。
まもなく到着する、6月の買付け品で、気になる商品が1個あります。
アンティークフェアで手芸用品を扱っているお店での出来事です。
このお店はソーイング関係のアンティークが多く、めずらしいお品は少々ダメージがあってもすぐに売れる人気のショップです。
そのことは、私もフェアで、毎回このお店に寄るので、よくわかります。
カーボーイハットをかぶったおじちゃんは、その店の前を通る度に「ヤァー」と手を振ります。
この帽子、夏でも冬でもかぶっているので、トレードマークになっています。
このお店でフランスのメンスリー(手芸屋さん)の店頭に置いてあるような、引き出しのあるケースを発見!
とても素敵な趣のケースだったので、一目で気に入り、お値段を聞いたら、予想以上に高かった。状態もイマイチだったので、値引きしてくれるように交渉したら、彼は1段目の引き出しを開けて、こんな素敵なものが一杯入っている・・・と出して見せ始めました。
1段目だけでも、素敵なレースのモチーフなどがごそごそ出てきて、近くにいた女性は2段目の引き出しが開けるのをじっと待っています。
私は2段目を開けられる前に、即決しました。
たぶん、2段目を開けられたら、周りの誰かに買われてしまうような気がしたからです。
イギリス人は自分が気に入った品物には、「best price,please」なんて言いません。即決で買います。下手な英語で、値引き交渉をもたもたしている間に、欲しいお品を逃がした苦い経験もあります。
箱の引き出しから物が落ちないように、シッピングのスタッフに、すぐに梱包してもらったので、2段目、3、4段目にどんな手芸用品が詰まっていたのか、まだわかりません。
結果的に、もし予想に反して期待はずれであったとしても、あのときの心臓のパクパク、ドキドキ感は、数多い買付けでも、それほどあるものではありません。画像をよくみると、3段目にちらっと、イニシャルテープの箱が見えます。
何か期待できそうな予感です。 ^ω^)おっおっおっ
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