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2011/03/30

英国王のスピーチ

計画停電も小休止で、一息ついています。今のところ土、日曜日はすべてのグループが回避されていますので、どこへ出かけても安心で、以前と変わりはありませんが、デパートは早く閉店になるし、ショーウインドーや照明は節電のため薄暗く、やはり寂しさや不安は拭いきれません。
そんな中、アカデミー賞の作品賞受賞の『英国王のスピーチ』を観にいってきました。
後味のよさ、温かみを感じた作品は震災の前と後では随分と受け止め方も違ったであろうと思っています。

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ウィリアム王子の結婚式まで1ヶ月。『英国王のスピーチ』のモデル、ジョージ六世は、王子の曾祖父にあたり、宮廷秘話にまつわる映画の試写をご覧になったエリザベス2世女王陛下も両親の夫婦愛に涙されたと伝えられています。また作品の中でご自身も可愛らしいプリンスとして描かれています。

その反面、即位して11ヶ月の兄エドワード八世は、王冠を捨て、離婚歴のあるシンプソン夫人との恋を選んだ。(「王冠を賭けた恋」として知られています)
作品では、この二人は身勝手な人物として演じられています。
王室も人の子、ヨーク公(後のジョージ六世)が王になりたくなかったように、兄エドワード八世も自由奔放に生きたかったのかも知れません。

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映画の中には、いくつかのティーセットが登場します。
特にロイヤルファミリーが愛した器に「スージー・クーパー」があります。
エドワード八世、ジョージ六世の母であるメアリー王妃はスージーの食器を見て、一目で気に入り、バッキンガム宮殿の朝食用にと『ブリアー・ローズ(Briar Rose)』と呼ばれるデザインのセットを購入しています。

エドワード八世は新国王になった1936年、当時避難されながらも付き合っていたシンプソン夫人にピンクの『ドレスデンスプレイ』のディナーセットを贈っています。
それ以来、スージーの食器は上流階級及び中流階級の人々に熱狂的に受け入れられるようになりました。
ロイヤルファミリーは、今尚イギリスの一番の広告塔になっています。

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私にとってイギリスは第二の故郷とも思えるくらいに、親しみを感じる国になっています。
第二次世界大戦前夜。
自身の吃音症のため、人前に立てない英国王ジョージ六世。
しかし彼は愛する国民に勇気と希望を与えるために語りかけた。

今こそ団結して、この困難を皆で乗り切ろうと・・。
まさに、この日本が今、直面している問題です。

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