南仏のお菓子ノート
震災から4ヶ月経ちましたが、1ヶ月前は南フランスのアヴィニョンに滞在中でした。
あれから、時間ばかりが過ぎて、あまり進展しない現状に不安がつのるばかりです。
プロヴァンス地方を案内してくださったドライバーは、福島の相馬市出身で在仏19年という女性だった。身内のことが心配で、毎日、日本のニュースを聞いているそうです。
彼女が渡仏したきっかけはお菓子の勉強と、修行ですが、フランス人と結婚して、アヴィニョンの近郊に住むようになったそうです。特にお菓子のことに詳しく、
おかげで、美味しいお店をたくさん教えていただき、本当にラッキーだったのです。
プロヴァンスの伝統的なお菓子に「カリソン」があります。
メロンとアーモンドを練り込んだプロヴァンスのポピュラーな菱形のお菓子ですが、マルセイユに近いエクス・アン・プロヴァンスには、1874年創業の“レオナード・パルリ”
Leonard Parli という老舗があります。
エクスで一番古いカリソンメーカーでお味も一味違います。
試食もさせてくれます。場所はエクス・アン・プロヴァンス駅の近くです。
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話が前後しますが、エクス・アン・プロヴァンスは人口約14万人の、このあたりでは大きな都市で、知的な芸術の街でもあります。
夏の国際音楽祭、一年に数回ある大きなアンティーク市も見逃せません。
また、エクスと言えば、この地で生まれ、息を引き取った画家セザンヌ。
ミラボー通りにはセザンヌが通っていた名物カフェ「レ・ドウー・ギャルソン」があります。
わたしはこのお店でカプチーノを飲みましたが、
トイレのドアには、「トイレを借りた人はお茶も一服どうぞ」と書かれていました(苦笑)
セザンヌの絵を思い出しながら、ちょっと一休みするのも旅の楽しみです。
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