空の旅
いよいよ大型連休のスタート
多い人では9連休になりますね!
このお休みを利用して、国内、海外への飛行機のフライトをされる人も多いことでしょう。
そこで、ちょっと聞いて損をしないお話をします。
イギリスへのフライトの所要時間は12時間で、9時間以上のフライトでは、コックピットには三人の操縦士が乗っています。機長の資格を持った人が二人、副操縦士が一人です。
お互い交代で、一人の操縦時間を8時間で収めるように調整しています。
パイロットの食事はお客さま用とはまったく別のものが用意されます。
何故かと言うと、パイロットが食中毒にならないようにするためです。
通常パイロットは二人ですから、それぞれの食事が二人分作られます。
この食事は、調理人も別、食材も別、フライパンなどの器具も別なもので作られます。一人が肉ならもう一人は魚という具合です。
こうしておけば万が一、食中毒が発生してもどちらか一人が倒れるだけですみます。
私達の機内食は、機内食の工場で、ハサップ(HACCP)というNASAで宇宙食を作るときの基準を適用しています。
HACCPでは食材の種類や調理施設の管理が厳格に適用されていて、野菜を扱う人は野菜のエリアからほかのエリアには行けず、肉を扱う人は肉のエリアからほかのエリアに行くことができないため、お互い動線が重ならないように設計されています。
多くのエアラインでは様々な方法で安全性が保たれています。
長時間のフライトでは、食事は冷凍または冷蔵されていて、サービスの時間から逆算して解凍されたり、温められたりして提供されるとのことです。
そういう意味で、機内食は特別な食事なのです。
上記の内容は現役の機長が書いた文献を参考にしていますが、
何も知らずにいつも乗っている飛行機、本当に謎が多いですね。( ゜Д゜)ハッ!
それでは、皆さんも有意義なGWになりますように !
(写真は4月の渡英時に利用したフライト便、機内食、ヒースロー空港です)
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