イギリス人の歯
昨日、今日と関東は肌寒く、季節が数ヶ月戻ったような気温です。
2、3日前のあの暑さは何だったの?と首をかしげたくなりますが、それにしてもこのギャップは体に堪えます。
さて、ロンドンオリンピック開幕のカウントダウンも一週間となりました。
渡英している回数が多いわりには、イギリスのことあまりよく知らない私ですが、
旅行案内書には載っていない、聞いたり見たりしたイギリスの「よもやま話」お話しますね!
地下鉄に乗っても、皆さん、何ときれいな歯並びの上、虫歯の少ない歯をしているのかと感心します。
一つには顎の骨格が、歯並びがきれいな一因とも言われていますが、大きな理由は、イギリスの水がライトストーン・スケールを含んでいて、ライトストーンというのは石灰岩、すなわち炭酸カルシウムが主成分なので、イギリスの水も土もたくさんのカルシウムを含んでおり、人々は水やその土で育った野菜から、知らず知らずのうちに自然のカルシウムを毎日摂取しているわけなのです。
ですから、歯も自然と強くなり、虫歯も少ないのも納得できます。
4月のロンドンのプリムローズヒルのヴィンテージフェアで、出会った若い女性
彼女達の歯、きれいでしょう!
イギリスは17歳まで、歯の治療が無料なのです。その上、歯並びの矯正も無料なんて知っていますか。
だから若い女性は美容上も兼ねて17歳までに歯並びをきれいにします。
そう言っても年をとれば、歯も弱くなりますから具合の悪くなる歯も出てきます。
そんな時、多くの人は悪い歯を抜いてしまうだけで、日本人のように、入れ歯などの補充をしないようです。
アンティークフェアでも年配のバイヤーさんが笑った時に歯がない人を時々見かけます。
それを「可愛い!」と思えることもありますが、せっかくカルシウムを自然から摂取できる環境にいて、
また丈夫な歯を授かりながら、年をとってからのこの対処法は少々残念な気がします。
食べ物の咀嚼にも影響があると思うのですが、友人が言うのにはイギリスは歯の治療費が非常に高いそうです。
いろいろとあるのですね。どこの国も・・・
何だか色気がない話になってしまいましたが、
事実は正確に伝えなければと思いまして(^^ゞゝ エエ
***
それにしても、50年代~70年代のヴィンテージの洋服、可愛い柄があるのですね。
鴨居に吊るしてあった、リバティの小花のワンピー
目が点になり、何度も眺めていたら、友人が「試着してみたら?」
試着後の姿を想像して、言葉をそらすわたしです。モジモジ(*v.v)入るわけないな
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