きちんと感
残暑が厳しい日が続いています。
メリハリのある生活を・・と思うのですが、やはり思い通りにはいきません。
最近、新聞や本の1コマをできるだけ読むように心がけています。
知らなかった事、知って役立つこと、新聞や書物は知恵の輪
先日の某新聞に英国をよく知るスタイリストさんが英国人にみる「きちんと感」という題材で、こんなことを書いていました。
一部を抜粋いたしますと、
最近はまっているのが、イギリスのTVドラマ「バーナビー警部」
休日の朝、バーナビー警部の突然の訪問を受けたお宅では、
家人がツインニットにパールのアクセサリーをあしらうなど「きちんとした格好」をしています。
わが身を見れば、朝食の時には近くのコンビニに行くのが精一杯の部屋着あるいわパジャマ姿。
かっての日本では「着替えてからでないと朝食を食べさせない」というルールがあったように思います。
世の中がカジュアルになる中で、確かに「ラク」にはなったのですが「きちんと」が失われたのは残念なことかもしれません。・・・・
そんな記事を読みながら私はドキッとしました。
先日やって来た孫娘、、
起床後、顔も洗わず、パジャマ姿のままで、食卓に座り朝食を食べはじめたのです。
あなた達、顔を洗わないで朝食を食べるの?
孫たち:いつも朝ごはんを食べてから顔を洗っている。だって口も洋服も汚れるもの。
それは違うでしょう!
顔を洗う意味は、目覚めをよくして、すっきりさせるという意味が含まれているのです。
最近は小学校の父兄参観日でさえも、パジャマかジャジーかわからないような服装で来る親御さんも少なくないようです。
私の母は小学校の参観日には、スーツを着て教室の後に立っていました。
(たぶん母が持っている服の中では一番いい装いだったと思います)
英国王室のウィリアム王子と結婚したキャサリン妃が人気なのは、
そのファッションセンスが注目されているだけではありません。
生活から生まれた「控えめ」「上品」「清楚」という英国の本質があるからです。
日本は良くも悪くも簡素化傾向にありますが、いいルールは変わって欲しくはありません。
母から子へ、孫へと「きちんと感」を伝承していかなければと思います。
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