夏の果て
今回もたくさんのご来店ご注文ありがとうございました。
心よりお礼申します。
3・11の震災より、はや1年半が経ちました。
被災地の皆さまは、毎日不安な気持ちの中で生活しておられます。
特に原発の影響が強い浪江町の状況は深刻で、町長からこの先5年間は町に帰れないと告げられ、
お年寄りはがっかりしています。
「待ち続ける間に死んじゃいますよ!」と涙ぐむ人もいます。
子供のいる若い世代の人は、もう故郷には帰らず、他の土地で暮らすことを決意した人も大勢いるようです。
先日の午後、電車に乗ったら、隣の席に、太った小学生が座った。
目が合い「どこへ行くの?」と尋ねたら、
おばちゃん 関西のひと?
どうしてわかるの?
ぼくも、大阪でうまれたさかい・・・
お父さんの転勤で、この町に来たんや”
そんな会話を交わし、この男の子は塾にいくため、途中の駅で降りた。
親の転勤で、あちこち住まいを変わる子は、いっぱいいるでしょうが・・・
住みなれた故郷に帰りたくても帰れない子供たちとは、また状況が違う。
福島から若い人の流出が増えているとのこと。
若い世代が留まれるような政策をしなくては、福島の復興は先延ばしになるばかりです。
我が家の寄せ植えの鉢には、この暑さでもムスカリの球根から、青い芽がニョキニョキと出て来た。
自然は偉大だけれど、人の人生さえ変えてしまう。
夏の果て(おわり)、静かに目を閉じ合掌。
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