友愛のベンチ
9月最後の更新では、たくさんのご注文ありがとうございます。
今回はご注文が重なったお品が多く、申し訳なく思っています。
先着順でご希望に添えなかったお客様には、買い付けも控えていますので、
リクエストとして探してきます。
また、ご縁があると思いますので、今後とも宜しくお願いします。
10月は毎年買い付けで渡英しているわけですが、色々な人との出会い、アンティークの出会い、
また行く先々の町の意外な風景に感心します。
TOPページのベンチの写真
1910年の10月、ロンドン郊外の高級住宅地リッチモンド
テムズ河と緑と大邸宅に囲まれた河岸の散歩道
落ち葉のじゅうたんとベンチ、ロマンチックなひとこまですが、
このベンチはこの町に住んでいた住民が寄付したベンチなのです。
ベンチには寄贈した人の名前が書かれています。
2つのベンチはそれでれ違った形をしていて、設置された年も違い、河岸にずらっと並んでいます。
100年を経たベンチもありますが、ベンチは朽ちてはいません。
この間、どれだけの人が、このベンチに座ってテムズ河を眺めたことでしょう!
英国に息づく友愛の精神が、今でも受け継がれています。
今年もまた、新たなベンチが増えているかも知れませんね。
どんな形であれ、国を愛する気持ちは、どこの国も変わらないと思います。
« フランス Terre de Fer スープ皿 | トップページ | 心ははるか彼方に »
「information」カテゴリの記事
- 小鳥・・元気に羽ばたく(2021.01.12)
- 新年のはじめに(2021.01.02)
- 空の上の町コルドに学ぶ(2020.11.29)
- 晩秋~今月の予定(2020.11.06)
「England」カテゴリの記事
- 自由と矛盾(2020.05.17)
- 桜の咲くころに・・・(2020.03.24)
- 冬の時間~クリストリウム絵画の発見(2020.01.24)
- 近況と英国の追憶・バクストン(2019.12.13)
- 10月の予定(2019.10.04)