別れは出会いのはじめ
母の忌明けも無事すまし、東京に戻って来ましたが、帰省中に甥一家の風邪をもらい
昨日は熱、お腹をこわし寝ていました。
林檎のすりおろしを食べただけで、空腹状態なのに、よく寝られるものですね!
ゆっくりと休んだので、今日は回復に向かっています。
兄嫁が母の形見にと、衣装ケースいっぱい詰まった小物類、殆ど未使用のものでした。
その他、着物。。。。など
母はお洒落だったので、良いものをたくさん持っていたが、
我が家も物であふれているので、真珠のネックレス、時計、本べっ甲のブローチ、スカーフだけを貰って来ました。
小学校の女校長をしていた兄嫁はパソコンも慣れたもので、母の短歌集をイラスト付きで
冊子にしてくれていた。
その中の滋賀歌壇 入選作品にこんな短歌があった。
鉢植えのトマトの甘さよろこびて帰郷せし娘はいくつかほほばる(平成11年10月13日)
その歌を詠んで再び涙するわたしです。
同居していた兄が、このようなことを話していた。
日頃、一緒にいると、母の存在もあたりまえの事のように感じていたが、
いなくなってしまうと、母のことが無性に思い出され、毎日夢に出てくると。。。。
【別れとは、出会いのはじまり】であるのだと。
母はあたたかい家族に囲まれて、幸せな生涯でした。