ホースブラス
一週間が早いですね。
今週も素敵な商品をご紹介しますので、もう少しお待ちくださいね!
TOPページのフォトモーション(スライドショー)でも、更新の一部を掲載していますので、
参考にしてください。
さて、ホースブラスをイギリスの中北部の町のアンティークショップの
窓辺にハングしてあるのを見つけました。
知らない方も多いと思いますので、ちょっとお話します。
ホースブラスとはハーネス(馬を馬車につなぐための用具)に付ける、真鍮製の飾りの事。
元々は実用品でしたが、徐々にスティタスを示すシンボルとしてデザイン性が高まり、
1900年頃にはインテリアとしても用いられるようになりました
。
古くはローマ時代からあり、イギリスでは競馬の誕生とほぼ同時期から存在していたそうです。
19世紀半ばには、重量級の荷馬車の飾りとして重宝され流行しました。
自動車の急速な普及により、重量馬は減少して、ホースブラスもだんだん作られなくなりましたが、
パレード時などの馬の装飾には今でも欠かせない存在です。
さて、このホースブラス、邪気を払う魔除けとして使用されていたとの説もあり、
イギリスでは幸せをもたらすアイテムとして熱狂的なコレクターも存在します。
その魅力は、イギリス人が競馬好きな事も大きく影響していますが、
なんと言ってもデザインが豊富なことでしょう。
年代や製法の違いでそのデザインは異なりますが、
すべて鋳型に真鍮を流し込んで作られます。
今回ご紹介するホースブラスは薔薇、孔雀、馬、鳥と言った大変珍しいデザインです。
ずっしりとした真鍮の重量感と、イギリス独自のモチーフ、馬への愛情
そんなものがこの一枚にいっぱい詰まっているような気がします。
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