ウィローパターン
ウィローパターンの器を中心に新商品アップしました。
ウィローパターンは中国や日本の磁器に由来する紋様で、
このような東洋趣味はシノワズリーと呼ばれてヨーロッパ諸国でも人気になりました。
日本でも最もポピュラーなウィローパターンとして古くからそっくりな柄が「山水柄」として
ニッコーが製造していました。
当時人気を集めたウィローパターンは本家・中国を含め、日本でも大量に写し取られて
国内外に出ています。
終戦時から昭和27年まで、日本の輸出品はオキュパイド「OCCUPIED」の銘を記すことが
義務づけられていたようです。こうして日本のウィローは海外へ。
しかし、本来は中国の山水楼閣図に触発されて、イギリスで生まれたウィローパターンです。
イギリスのウィローパターンは1780年ごろ、
イギリスの北部シロップシャーの陶工トーマス・ターナーの手によるもので、ヨーロッパの
シノワズリー及びフランスで流行した繊細で複雑な装飾趣味のロココ・スタイルを取り入れた
ターナー独特の東洋でした。
そんなことを考えながら、様々な絵柄や自由な視点で楽しく集めてみるのもいいですね!
※イギリスのレストランのランチにもブルー&ホワイトのプレートにあわせて
ウィローパターンのティーカップ、ミルクジャグが使われていました。
ブルー、ホワイトの器に合わせて単品で使えるのが利点です。
これと感じる出会いを大切にして、コレクションの奥を深めていくと、
ほかの人には見出せない審美眼も身についてくると思います。
アンティークとはそんな楽しみ方もあります。
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