小さな掘り出し物
掘り出し物や戦利品と称するお品はめったにありません。
アンティークはそれぞれ品質や状態に似合った価格がついております。
掘り出し物とはイコール珍しい物と考えた方がまともなようです。
大きなフェアでは小さなものは棚に陳列しておらず、箱に雑多に入っていたり、
店主も売れても売れなくてもどうでもいい扱いにされています。
こちらも、時間がもったいないので、そこまで踏み込んで探そうとは思いません。
それが、旅の途中の一軒家のアンティークショップになると、小さなものが所狭しと
置かれたり、吊るされていたりと、バードウォッチャーになったように目で追ってみたくなる。
ここの主もどれだけのものが、どこにあるのか把握していないみたい!
狭い通路に、足が痛いと椅子に座って陣取っていたかと思うと、
その気になり物色し始めたら、ウィンクしながら仁王立ちしていたが、
商売気がなく、どれも昔のままの安い値札がついていた。
こんな遠いところバイヤーも早々来ないから、
ずいぶんと長い間同じ場所で眠っているのだろうと思った。
よく見れば、良いお品もあり、引き出しを開ければ玉手箱のように、
ちょっとピンボケの写真ですが、
モシュリンヌのパース、ビクトリアンのクルミボタンなどが続々出てくる。
こんなのロンドンのアンティークショップでは高値の花。
ついつい長居したくなる。
こちらはカーディフの大きなアンティークショップ内の手芸屋さんで見つけた
珍しいレインボーグラス(アイリスグラスとも呼ぶ)のボタン。
とても古い時代のボタンで、
ピンを付けてリネンドレスに借り留めしてみたけれど、ブローチに加工してもステキ!
アンティークは、路線を変えて探すのも、
おもしろい物が見つかり楽しい。
« 癒しのドール | トップページ | 古城コンウィでタイム・スリップ »
「antique」カテゴリの記事
- セールのお礼(2021.01.22)
- 小鳥・・元気に羽ばたく(2021.01.12)
- 晩秋~今月の予定(2020.11.06)
- 展覧会の絵(2020.10.05)
「trip」カテゴリの記事
- 空の上の町コルドに学ぶ(2020.11.29)
- 晩秋~今月の予定(2020.11.06)
- 自由と矛盾(2020.05.17)
- 桜の咲くころに・・・(2020.03.24)
- 日々こもごも(2020.03.11)
「England」カテゴリの記事
- 自由と矛盾(2020.05.17)
- 桜の咲くころに・・・(2020.03.24)
- 冬の時間~クリストリウム絵画の発見(2020.01.24)
- 近況と英国の追憶・バクストン(2019.12.13)
- 10月の予定(2019.10.04)