ペナン・プラナカン・マンション
ペナン島は日本からの直行便はなく、クアラルンプールから国内線を利用するのが一般的
ペナンに行けば必ず行こうと思っていたのが、「ペナン・プラナカン・マンション」
ペナンではプラナカンって言葉、よく使われます。
プラナカンって何?(旅の案内書にも掲載しております)
15世紀からマレー半島にやってきた中国人と、主にマレー人女性の間に生まれた子孫を
「プラナカン」と言います。現地では男性を「ババ」、女性を「ニョニャ」と呼び、
彼らはマレーでも中国でもない華麗なる独自の文化を育てあげた。
スズ鉱山や貿易で莫大な富を得たプラナカンの大邸宅はまさに豪華絢爛
19世紀末建造の館内には、ニョニャ陶器や衣服などの展示がされている他、ダイニングや寝室など
日常のプラナカンの生活の細部に至るまで知ることができます。
現在のオーナーはシンガポールの資産家
館内のコレクションはすべて交渉で買えるとのことですが、お値段はついていませんでした。
イギリスやヨーロッパのコレクションも数多く、ヴァセリンガラスは色別に展示されていて
こんなに沢山のヴァセリンガラスを一堂に見たのは初めてです。
すべて~1800年代までの完品のアンティークです。
掲載の画像、ほんの一部です。その数と豪華さは圧巻です。
ベネチアガラスに、ウランガラス、ルビーガラスにオパリンガラスもありました。
正直言ってアジアに西洋ガラスが、1個人の邸宅に収集されていたなんて驚きです。
ペナンは17世紀~18世紀にかけてイギリスの植民地となり、
ヨーロッパ諸国との貿易も盛んだったのですね!
次回はホウロウ製品のキッチン、
19世紀に中国の景徳鎮で製造され輸入された黄色やピンクのニョニャ陶器
プラナカンでニョニャが履いていたビーズサンダルや刺繍が美しいニョニャ・ファッションの
画像を掲載します。
※サイトショップは28日に更新します。
透きとおるような白さと美しいシェーブのシェリーのテーブルウェア5点です。
お楽しみに!
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