風を読む
皆様 ご無沙汰しています。
猛暑の夏も、9月の声を聞くと少しばかり秋風が吹き、昨夜はエアコンも入れずに就寝することができました。
冷たい東風が吹き、虫の声が秋を告げているようです。
しばし、その鳴き声を聞いていると、むかし田舎の実家の縁側で聴いた虫の鳴き声と同じように思えました。
何もなかったあのころは、それはそれで楽しかった。
戦後75年と言っても戦後生まれの私には戦争のことピーンと来ないのですが、父や母によく聞かされていたので
うう~んと子供ながらに怖いと思ったくらいです。
8月はテレビで戦争番組をたくさん放映していて、
印象に残ったのは「太陽の子」「戦場のメリークリスマス」「戦場のピアニスト」
後者は劇場でも観ました。何回見ても心に重く残ります。
父の話と言えば、中国、ビルマ、フィリピンに遠征したこと。
左腕に銃弾をあびた父は前線行きを見送ったため、命が助かって舞鶴港に引き上げて来たが、
親戚を頼って京都へ・・・京都駅で置き引きに会いリックサックの荷物をすべて取られてしまったのです。
終戦直後はそんな治安の悪い時代だったようです。
実家は米や芋や穀物、野菜をたくさん作っていたので、
大阪や京都の親戚がリックを背負って食料の買い出しに来ていたらしい。
私は子供の頃はかなり裕福でいつも白米を食べていましたから、祖父にサーカス見物に連れて行ってもらった時、
隣の子が麦飯のおにぎりを食べているのに驚きました。あの黒いごはんはなんなの?
栄養があるのに、いまだに麦飯苦手です。
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新型コロナと熱中症対策で過ぎてしまった8月、遠くに行かず、行けずのジレンマ
この先もマスクをしっかりして自衛するしかない。
どこの国でも、みんな辛い思いをして、混乱の中に身を置いている。
明日の風を読むって難しいけれど、いつも周りの人を楽しくさせる自分でありたいものです。
9月も宜しくお願いします。

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