空の上の町コルドに学ぶ
めぐる季節ははや12月(師走)
日々の時間が駆け足で過ぎてしまい、このまま行けば残された時間の短さをつい考えてしまいます。
コロナ禍でやりたいこと、行きたいところも制約され、やっとゴーツートラベルで解放された気持ちにもなった束の間
ここに来てまた感染者の増加、、、この先のことを考えると危惧をいだきます。
新しい生活様式は変えられても、心の中はそう簡単に変えられない。
でも悪いことばかりではなくコロナ禍で学んだことも多い。
先日、テレビの旅番組で以前旅した南仏のアルビ近郊の街コルドが再放送された。
空に浮かぶ美しい城塞都市として13世紀に築かれた町です。
町の中心には13世紀建造のサン・ミッシェル教会がそびえ建つ。


町の中心まで行くには歩いて石の道を歩かなくてはならず、かなり困難で私は途中の広場までしか行っていません。
たまたま、広場ではマルシェが開かれていて、
野菜や果物、プロヴァンスのお菓子、ジャム、オリーブオイル、石鹸、カゴなどが売られていました。
その広場から頂上の教会までは急な傾斜の小径が連なっていて、ここに住んでいる人々の家が立ち並んでいます。
この町の家はこの地域で採出された石灰岩で建てられた石の家です。
住民の夫婦が言うには・・・・石を運んで自分たちで作った家だそうです。
期間はどれくらいかかったのでしょう!
初老の親父さんは時間なんて考えたことがなく、ただ黙々と完成するまで造り続けるだけだ。
「時間なんて数えるものではない」とおっしゃっていました。
石を割るノミの音が響き~現在も進行中とのこと。
その言葉にハッーとしました!
そう、いつも時間を数えていた自分がいました。
時間を気にすると焦るし、時間に振り回されているようで、ちょっぴり反省に似た気持ちになり
時を追うことよりも向き合うことの方が大切なように思いはじめました。
何だか体が楽になったように感じます。
コロナは確かに怖いけれども、コロナ禍の中で学ぶことも多いはず、、、、。